人間とカエルの関わり

カエルくんの生活 > 人間の役に立っている! > 人間とカエルの関わり

田んぼや池、沼などがある田舎にいると、意外とカエルは身近なものです。学校の生物の授業などで、カエルの解剖を経験することもあります。子供の頃、自然の中で、カエルをつかまえてお尻からストローをさしてふくらませたりする悪がきもたくさんいました。今の子供達は、こんなやんちゃな遊びはしないでしょう。

人間とカエルの関係

メス以前、学校の理科の時間には、カエルの解剖がひんぱんに行われていました。身近な生きた教材だったのです。今では残酷(ざんこく)だとか、自然環境を破壊(はかい)する、命をそまつにしているなどと言われ、カエルの解剖をする先生も少なくなりました。

代わりにフナやイカなどが解剖に使われるようになりましたが、カエルは内臓の配置が人間と似ているために、解剖も学習になりましたが、フナやイカなどではそれを知ることができません。

田んぼでのカエル

田んぼのある田園地帯では、夜になるとカエルの大合唱が始まります。水のあるところを好むカエルにとって、田んぼは心地の良い場所なのでしょう。カエルの合唱は春から夏の初めにかけての風物詩(ふうぶつし)ですが、田んぼがなければ、この合唱も聞くことができません。

人間が意識してカエルのために田んぼを作ったわけではなくても、カエルにとって、恋人をさがし、卵を産んで自分達の子孫(しそん)を残す手段として、田んぼはとてもありがたい場所なのです。

ページトップへ

食用として

ウシガエル食用になるカエルは、食用ガエルの別名を持つ、ウシガエルです。元々は日本のカエルではありませんでした。大正時代にアメリカから輸入されたカエルだったのです。

日本で食べるためではなく、当時の農家の副業として輸入されたのです。ウシガエルを増やし、冷凍肉として、外国に輸出するためでした。はじめ日本にきたウシガエルは12匹でした。なんとか増やすことに成功して輸出もしたのですが、それも長くは続きませんでした。

冷凍肉として増やすのではなく、更にウシガエルを増やすための手段として、増えたカエルが売買されるようになり、いつしか副業ではなく、金儲け(かねもうけ)の手段でしかなくなってしまったのです。こうして養殖(ようしょく)するのはすたれていきましたが、逃げ出して繁殖したウシガエルをつかまえて輸出することはしばらくの間続けられました。

けれどこれにも限界があり、いつのまにか農家の副業としては行われなくなったのです。現在でも食用のカエルはこのウシガエルで、外国では高級食材として扱われています。日本でももちろん食べることができますが、馴染み(なじみ)の深い食材というわけではなく、食べたことのない人の方がおおいでしょう。食べた感じは、鶏のささみに似ています。

ページトップへ

実験動物として

カエルは実験動物としても使われています。学校でおこなわれる解剖もその一つです。実験に使われるウシガエルを取り扱う業者も数多くあり、大学の実験室や、小学校の解剖などに使われています。

研究を行っている人が、直接自分でカエルを調達している場合もあり、人間のために命を落とすカエルの数は、はかりきれません。カエルだけではなく、人間の安全を守るために、数多くの動物達が実験動物として、命を犠牲(ぎせい)にしています。

ページトップへ

環境指標(かんきょうしひょう)

水質の悪化カエルは環境の変化に敏感な生き物です。水質の悪化や大気汚染に敏感です。このことから、カエルを環境指標生物とする動きが近年になって定着してきました。

環境指標生物とは、敏感に環境の変化を感じ取り、卵を産む数が減っていないかなど、環境が影響していると考えられることを調べることができます。

多くのカエルが毎年絶滅の危機にさらされています。環境破壊を食い止めなければ、カエルだけではなく、自然の生態系もくずれてしまいます。水がなければいけないカエルにとっては、酸性雨も深刻な問題でしょう。

ページトップへ