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カエルの鳴き声

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カエルの鳴き声は、昔から俳句や歌にも登場しています。夏から秋の季節の風物詩(ふうぶつし)とも言えます。冬の眠りからさめたカエルは恋の季節を迎えます。

まだ肌寒い春から鳴き声をひびかせるカエルもいますが、ほとんどが5月をすぎてから、恋の季節を迎えます。カエルの鳴き声は、恋人をさがすために鳴くことが多いのですが、それ以外にも自分の気持ちを表現するために、色々な鳴き方をします。

求愛(きゅうあい)

恋の季節になると、オスがメスを呼ぶために鳴きます。本州の田園地帯にひびきわたる、トノサマガエルの大合唱はすごいです。ときにはうるさいぐらいに感じることもあります。このオスの鳴き声につられて、メスのカエルがやってきて、気に入った相手が見つかると卵を産むために、産卵場所を探します。

この求愛するときの鳴き声は、メスに対してだけ存在を主張するものではなく、ライバルのオスに対して、なわばりを主張しているものもふくまれているので、求愛するときの鳴き声と、なわばりを主張するときの鳴き声を合わせて、広告音という言葉が使われるようになりました。

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なわばりを主張

ほとんどの種類のカエルのオスは、なわばりを持っています。半径1mくらいの小さいなわばりですが、カエルにとっては自分の城なのでしょう。恋の季節になると、ほかのオスに対して、このなわばりを主張する鳴き声を出します。

『俺様の陣地(じんち)に入ってくるなよ!』

とでも言っているのでしょうか。種類によっては、他のオスとの距離(きょり)やその動きによって、鳴き方を変えるカエルもいます。

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広告

春から夏にかけて、田んぼで聞こえるカエルの大合唱が、この広告音になります。オスが他のカエルにたいして、自分の存在をアピールしているのです。この鳴き声でメスを呼んで、他のオスを追い払おうとしている鳴き声です。同じ種類のカエルでも、この広告音がそれぞれ明らかに違うこともあります。

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解除(かいじょ)

解除音はオスがメスと間違えてオスに抱きついたとき、抱きつかれたオスが出す鳴き声です。特に、ヒキガエルの抱きつきはしめつけがとても強く、メスと間違われたオスは、体を震わせながら鳴きます。

『違う!俺は男だ!離れろ!』

と言っているのでしょうか。

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警戒

敵(てき)が自分に近づいてきたときに出る鳴き声です。人間が近づくと、鳴いて逃げることがありますが、そのときの鳴き声です。

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危険

敵(てき)につかまってしまったときに出す鳴き声です。蛇につかまったときや、人間につかまって体を握られたとき、大きな声をあげます。カエルをつかまえたら、つぶしてしまわないように軽く握ってみましょう。この声が聞けます。

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雨鳴き

雨鳴きをするのは、名前の通りアマガエルが有名ですね。天気が悪くて低気圧が近づいてきていたり、雨が降っているときに鳴く鳴き声です。

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ウシガエルの鳴き声

ウシガエルウシガエルの鳴き声が牛に似ていることからこの名前がつけられています。『もーもー』と言うよりも、『ぶぉーんぶぉーん』と言うような、とても大きくて低い声で鳴きます。警戒心(けいかいしん)がとても強く、近寄ると『ぎゃっ』と悲鳴のような警戒音を出して逃げます。

ウシガエルの思い出

子供の頃通っていた小学校には、中庭が2つありました。1つはウサギなどを飼育していた中庭。もう1つは、ジャングルのように草木がたくさんはえていて、池がありました。どうやらこの池にウシガエルが2匹いたようで、授業中、いつも鳴き声が聞こえていました。

『ぶぉーんぶぉーんぶぉーん』はじめて聞く音に、最初はなんの音なのか分かりませんでしたが、ウシガエルの鳴き声だというのを聞いて、『カエルでこんな鳴き方をするのがいるんだなぁ』と思いました。

休み時間にウシガエルを見たくて何度も中庭に行きましたが、不思議と卒業するまでその姿を見ることがありませんでした。今では学校も新しい校舎に建て替えられてしまい、あの中庭にいたウシガエルはどこに行ってしまったのだろうと思います。

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